サインください
空と風は小3から、スポーツ少年団でバレーを習っている。
この前、日本のプロバレーボール選手の栗原恵さんが来島して、
指導してくれた。
この時にサインをもらってもいいと言われたので、
前の日に色紙を店に買いに行った。
風が俺のところに来て、
「お父さん、何買うの?」
「色紙買うんだよ。
お金やるから、風が払ってくる?」
「うん!」
「お父さん、これ何?」
「色紙。
これを渡して、サインくださいって言うんだからね。」
「うん、わかった。」
レジは何人か並んでていて、近くで商品を見ながら待っていると、
風がレジの人に色紙を渡しながら、
大きな声で、
「サインください!」
というのが聞こえてきた・・・。
いや、確かにサインくださいって渡せって言ったけども・・・。
分かれよ、もう小4だろ?
レジの人も、
「私有名人じゃないけども、いいのかしら。」
と、ユーモアのある人で良かった。
風からは、
「サインくださいって渡せって言ったから渡したのに!
お父さんの嘘つき!
風、すごい恥ずかしかった!」
と言われたが、こっちのほうが恥ずかしかったよ・・・。
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